Q&A

質問と答え

Q1.技術士・技術士補とは?

A1.技術士制度は,わが国の科学技術に関する技術的専門知識と応用能力及び十分な実務経験を有し公益を確保するため,高い職業倫理を備えた,優れた技術者の育成を図るための国による技術者の資格認定制度です. 技術士は,技術士法に基づいて行われる国家試験(技術士第二次試験)に合格し,登録した人だけに与えられる名称独占の資格です. この資格を取得した者は,科学技術に関する高度な応用能力と職業倫理を備えていることを国によって認定されたことになります. 従って,科学技術の応用面に携わる技術者にとってもっとも権威のある国家資格とされています. 技術士補は,技術士となるために必要な技能を修得するために,技術士を補助するものとなっており,技術士一次試験の合格者あるいは,文部科学大臣の認定した教育課程の修了者が修習技術者として指導技術士のもとで登録した者を言います. 社会建設工学科は,日本技術者教育認定機構(JABEE)によって国際水準の教育プログラムとしての認定を受けており,卒業生は申請により技術士補の資格を取得することができます.

Q2.社会建設工学ってなに?

A2.一言でいえば社会建設工学は土木工学です.土木工学とは便利で快適な社会を実現し,経済活動を支えるための社会基盤に関わる学問です.英語ではCivil Engineeringと訳されます. これはMilitary Engineering(軍事工学)の対極の意味で,市民生活に関連する非常に広い範囲が対象となります. そのため,土木工学では橋・道路・トンネル・ダム・堤防・港湾・空港などの公共性の高い構造物の計画・設計・施工・維持管理や,住みよい国土を形成するための都市計画・交通計画が重要になります. さらに,地震,洪水,土砂災害などの自然災害から人的被害,経済的被害を軽減するための防災も土木工学の主要なテーマです. また,土木関連の事業は自然に与える影響が大きいため,人間活動と自然との調和に関する理解も欠かせません. 社会建設工学科では,豊かな社会の実現に貢献できる技術者の育成を目的として,土木工学の主要な分野に関する教育をおこなっています.

 

Q3.土木と建築の違いはなに?

A3.人が普段生活することに関係する空間を作ることが建築の主な仕事です. したがって,住宅,アパート,マンション,ビルを作るために調べたり,設計したり,実際に建物を作る仕事をします. それに対して,土木は,人が安心して快適に気持ちよく元気に生活するための地域を創造することが主な仕事です. そのために,活躍の場は全世界にあります. 例えば,ふたつの街の行き来をより活発にするための橋やトンネル,道路の計画をたて,調べ,設計し,施工する仕事をします. 地震や台風,大雨などの自然災害に地域を守る仕事も土木の大事な仕事です.最近は,「豊かな地球の自然を後世にどのように伝えるか?」が大きな課題になってきました. これも土木が取り組む重要な課題の一つです.

Q4.社会建設工学科で建築の勉強はできるの?

A4.勉強は不可能ではありませんが困難と考える方が良いでしょう.土木と建築は学問的に似ているところもありますが異なる部分が多いのも事実です.建築の歴史,意匠,デザインや建築法規などは本学科で開講していません.社会建設工学科は土木系の学科であることを理解して下さい.

 

Q5.社会建設工学科では環境問題を扱うようだけど循環環境工学科の環境とはどう違うの?

A5.社会建設工学科では,自然との共生をキーワードに,社会施設整備を通した環境保全・計画・管理手法を学びます. 一方,循環環境工学では,物質や資源の循環をキーワードに,産業界・製造業などを通した環境改善手法を学びます. また,学部を卒業した後は,どちらの学科からも大学院の環境共生系専攻に進むことができます.

Q6.大学院とはなに?

A6.大学の修業年は4年で,卒業すると学士(工学)という称号を与えられます.卒業後,さらに高度な勉強・研究を行う場として大学院があります. 本学の場合,大学院は博士前期課程と博士後期課程にわかれています.大学卒業後,2年の修業年である博士前期課程に進学することができます. この課程を修了すると修士(工学)という称号が与えられます.さらに勉強・研究を行いたい人には3年の修業年である博士後期課程に進学することができます. この課程を修了すると博士(工学)という称号が与えられます.
本学科の博士前期課程の進学率は10年前は40%程度でしたが,最近は50~60%の進学率です.これは社会がより高い水準を持った技術者を要請しているからです. 皆さんも,ぜひ大学院まで進んでレベルの高い技術者を目指しませんか.

 
 

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