創成科学研究科環境共生系専攻の福丸大智さんが土木学会水工学委員会環境水理部会研究集会2024 in 奄美大島で優秀発表賞を受賞しました

カテゴリ: 2024年08月29日 10:39

 2024年5月23日(木曜日)、24日(金曜日)に土木学会水工学委員会環境水理部会研究集会2024in奄美大島が開催され、大学院創成科学研究科建設環境系専攻博士後期課程2年の福丸大智さん(流域環境学研究室)が発表した「深層学習を用いた中国地方一級水系における河川水温予測モデルの高度化に関する検討」が優秀発表賞を受賞しました。
 この研究集会は、土木学会水工学委員会環境水理部会メンバーをはじめ、水圏環境に関心のある研究者・技術者らが現地を訪問し、今後の治水・利水・環境の観点からの河川整備、さらに、沿岸海域を含めた流域管理の在り方について考えることを目的として開催されています。 福丸さんの発表は、AI技術の一つである深層学習を用いて、中国地方一級水系の河川水温を流域スケールで予測可能とするモデルを開発するとともに、予測精度を大きく左右する入出力条件に関する検討を通して、モデルの高度化を行った点が特徴です。
 受賞に関して福丸さんは、「身に余る賞を頂き、大変光栄であります。治水と環境の調和による健全な流域圏環境の創成を実現する上で、本研究のような流域一貫の高精度な河川水温予測は最重要課題の一つと考えております。今後は、ご指導いただいた先生やご協力頂いたすべての方への感謝を忘れず、研究をさらに発展させます。」と述べています。
 福丸さんのますますの活躍を期待するとともに、本学は今後も学生の研究活動の支援に努めてまいります。