玉川ポンプ場のお披露目会に参加しました

2017年に宇部市が着手した玉川ポンプ場建設工事が終了し，11月13日に完成のお披露目となりました．社会建設工学科からは教職員・学生合わせて19名が見学しました．玉川ポンプ場は下水の合流幹線管渠からの流入水を斜流ポンプでポンプアップし，平常時は西部浄化センターへ汚水を圧送しますが，降雨により流入量が増大すると浄化センターで処理できない排水を雨水放流渠から厚東川に放流します．玉川ポンプ場は環境衛生や防災の上でも市民を守る重要施設であり，2024年3月に完成し、供用を開始します。今回は地下10ｍのシールド管φ3500mmや玉川ポンプ場施設（機械室や除塵機など）の施設を見学しました．通常は電動機駆動のポンプにより合流管の汚水を浄化センターに圧送しますが，いざ雨水排水となると2100kWの大出力を誇るディーゼルエンジンが斜流ポンプを動かしポンプアップすることになっています．原動機の大音量を吸収するためにポンプ室内は吸音材で覆われています．一度供用が開始されれば二度と入ることのできない排水管の中とあって，一同大変興味深く見学しました．直径4mのシールド機で掘削されてコンクリートのセグメントが複雑なパターンで貼り付けられた3500mmの大口径の管内は先に見学した小学生による落書きで楽しく彩られていました．